キャッシングの返済が遅れると受けてしまうデメリットを解説!

キャッシングの返済が遅れると受けてしまうデメリットを解説!

消費者金融やクレジットカードなどでキャッシングを利用されている方も多いかと思いますが、きついのが返済ですよね。皆さんが遅延はよくないことだと認識されているから、きちんと返済を行われていると思います。いくら手持ちがなくても、新たにカードローンを契約したり、クレジットカードを現金化してお金を作り必ず返済日に間に合うようにします。
それが常識だと思いますが、仮にどうしても返済ができなかった時はどうなるかを今回のコラムでは解説したいと思います。

遅延となるケース

返済が遅れるとどうなる

まず、キャッシングの返済は原則的に約定返済と呼ばれる方式で行います。

約定返済とは

この約定返済方式とは、毎月一度、またはそれに近い周期ごとにやってくる返済日に一定額以上を支払っていく返済方式のことです。
よって、今月は厳しいので来月にまとめて払いますと言うような甘い話は金融業界では通じません。

約定日に遅れず支払う義務がある

例えば30万円を借りている場合に毎月の最低返済額が8,000円だとすると、返済日ごとに8,000円以上を支払わなければなりません。支払えなかった場合はもちろん、8,000円未満しか返済できなかった場合も同様に遅延という扱いになります。尚、この返済日は正式には約定日、最低返済額は約定返済額と呼んでいます。たった1日遅れるだけでも立派な遅延扱いになるので注意してください。

遅延しないためにやるべきこと

約定日がこちらで指定できるのであれば給料日などお金が入り、忘れないような日に設定すると良いでしょう。
お勧めは10日です。ほとんどの方が給料日は25日だと思われますが、仮に給料が遅延したりすると返済できないため、余裕をもって10日にしましょう。

借金返済を第一優先

しかし給料が入ったら一番に借金を支払ってください。家賃や光熱費は多少遅れても大丈夫ですが、借金は待ってくれません。携帯電話代も10日ほどは待ってくれます。

利息だけでも大丈夫

約定返済額を用意できない場合は金融会社へご連絡してください。利息だけ支払いをすれば大丈夫な会社も多くあります。

返済が遅れた場合

翌日に借入している消費者金融から必ず連絡があります。

この連絡ではいつ支払いができるかを聞かれますが、これから起こってしまう具体的なデメリットについて特に説明されることはありませんので今回知る必要があります。

遅延損害金の発生について

遅延損害金の計算方式

当然のことながら延滞期間中はキャッシングはできません。
さらにデメリットとして挙げられるのは、遅延損害金の発生です。この遅延損害金は通常の利息とは別に設定されており、多くのキャッシング会社では上限金利である年利20%です。本来の約定日から約定返済額以上が返済できるまで1日単位で加算されていきます。遅延損害金は法律できちんと決められた債務者の権利ですので、知人に借りたお金のようにノーリスクというわけにはいかないのです。

遅延損害金の計算方式

借入残高×遅延損害金利率÷365×延滞日数

例として、年利18%で30万円の借入残高がある状態だと、1日当たりの利息額は147円ですが、遅延損害金は20%で計算されるので、1日当たり164円になります。約定日から返済が10日遅れてしまうと1,640円の遅延損害金を約定返済額とは別に支払うことになってしまうのです。

遅延損害金は通常の利息と重ねては請求されない

つまり、遅延している状態では通常の利息は発生しないので、年利18%で借りていると遅延中はそれが20%になると考えてください。
上記の例で約定返済額が8,000円の時に10日遅れて返済をする場合、9,640円以上を支払わない限り遅延状態は解消されません。

通常の利息が年利18%だとすると、それが20%になってもそれほど大きな違いはなく、大したデメリットではないと思ってしまうかも知れません。確かに遅延損害金は大きなデメリットだとも言えませんが、遅延した期間は信用情報にそのまま記録されてしまいます。

遅延行為が記録されると

金額より遅延した日数が問題となってきます。数日であれば金融会社によって異なりますが、記録されないケースもあります。
しかし信用情報に3か月以上の遅延の記録が付いてしまうとブラックリスト扱いとなり、今後5年間は消えることがありません。

ブラックリストになる弊害

キャッシングの利用だけでなく、更にその他のローン契約にまで影響が出てしまいます。

  • 住宅ローン
  • カーローン
  • クレジットカードの新規発行
  • 携帯電話の分割払い等

やむを得ず遅延をしてしまった場合には、出来るだけ早くその状態を解消することが一番大切になります。

毎月のように遅延すると

会社は待ってくれない

毎回1日や2日だけだとしても、当然悪い印象が付いてしまいます。キャッシングは無担保融資で行われるので、言わばその人の信用だけでお金を貸しているのです。

強制解約となる

毎月遅延するような人は信用できないと判断されて、突然追加融資を一切ストップされるかも知れません。悪くすると、現在の借入残高の一括返済を求められることさえあります。

返済をしないとどうなる

もちろん返済をしないとまずは金融会社からすぐに連絡が来ます。それを無視すると督促状が来て、ゆくゆくは裁判所から強制執行が行われます。

どうやってお金を工面すればよいの?

多重債務者になって困らない為に

お金が無い状態でも返済は必ずしなければなりませんので、どこかでお金を工面するしかありません。

他の消費者金融から借り入れする

消費者金融のカードローンがいっぱいで借入できなかったり、これ以上融資が下りなくても他社で融資を受けることは可能です。ブラックリストになっていれば無理ですが、複数社からの借り入れは年収の三分の一まで可能となっています。例えば50万円借りていたとしても、他社ではまだ50万借り入れできる可能性があるのです。

多重債務者になる可能性

しかしこれはいわゆる多重債務者です。このような場合はどんどん借金が膨らんでいき借り入れができなくなります。

最悪の状態も

そうなると街金からお金をつまむしかなくなり、さらに闇金まで手を出したら、抜け出すのはさらに困難となります。闇金では返済を絶対に待ってはくれません。自分以外の家族や会社にも被害が及ぶことがありますので絶対に手を出さないようにしましょう。

そんな時はクレジットカード現金化

クレジットカード現金化は無審査ですので借り入れが可能です。闇金に手を出す前に早めに対処しましょう。
その為、普段クレジットカードを使わない現金主義の方もいざという時のためにクレジットカードを発行しておくと良いでしょう。お金がない時にクレジットカードがあれば、すぐにキャッシングできますし、返済が困難な状況でもショッピング枠を現金化することもできます。

知人には絶対に借りてはいけない

ブラックリストになっても知人にお金を貸してくれる人がいれば対処できるかもしれませんが、人間関係は必ず崩れます。自分がお金に困っていなくても、善意の心でお金を貸したり、貸せる人を紹介しても必ずトラブルになりますので、個人間の貸し借りは絶対にやめて、安全な金策方法であるクレジットカード現金化が最適です。

クレジットカードをご使用の方へ

ただし、普段の買い物でクレジットカードを使用される方、またはクレジットカード現金化をされている方でも同様に支払日を送れると罰則があり遅延金が発生しますのでお気を付けください。

こちらの体験談が載っていますのでご参考ください。

無利息サービス期間でも返済は必ず

利息0の注意点

他にもキャッシング返済時の注意点がありますので紹介したいと思います。
無利息サービスを利用している最中に返済が遅れることがあると、その時点で無利息期間は強制的に終了となってしまいます。

通常の利息が発生

この場合、無利息期間どころか約定日の翌日から1日単位で遅延損害金が発生し、約定返済額に加えてその分も支払わないと遅延状態が解消しません。

そして、支払いをして遅延が解消されても無利息期間が戻ってくることなく、更に信用情報にも遅延として記録されます。

無利息サービスを適切に活用する為に

このような無利息サービス中の遅延は意外とやってしまう人が多く、その理由として無利息期間中は約定日も無いものだと勘違いしてしまうようです。無利息サービスはあくまでその期間中には利息が一切発生しないだけで、約定日は普通にやってくるので注意してください。

プロミスなど大手の消費者金融では無利息期間中であれば追加で借入したとしても利息は発生しません。とてもお得なサービスですが、一回でも返済を忘れるとその分の利息が発生する点を忘れないようにしてください。

このようにキャッシングの遅延は良いことは何もありません。今後の自分の評価を下げない為にも、キャッシングは約定日を必ず守って利用してください。

キャッシングの返済が遅れるデメリットに関するよくある質問

遅延してもキャッシングはできますか?

いいえ。遅延したらすぐにキャッシング機能は停止されます。

遅延損害金はいつから発生しますか?

返済日の翌日から発生します。

忘れっぽいのですが遅延は何回まで可能ですか?

一般的に2回目までです。忘れっぽい方は口座振替もありますので利用してください。