クレジットカードが強制解約されてしまう

１年ほど前にクレジットカードの返済が遅れ、結構面倒になった時のお話をします。私の体験談からクレジットカードについて学んで頂ければ幸いです。

去年の３月にクレジットカードを使い過ぎたこともあり、代金引き落とし日に必要な額を銀行口座に入金できませんでした。
当時は仕事をやめていたこともあり、「少しくらい払わなくても大丈夫だろう」と考え、良くないことではありますがしばらくそのまま放置しておいたのです。

最初は督促状

その後、２週間ほどして、クレジットカード会社から郵便物が送られてきました。
案の定といいますか、「支払いが延滞しているので、○月△日までに銀行振り込みをして下さい」という通知でした。

お金がないから払えない

しかしながら貯金もなく、無職なので収入や借り入れもできず、振込ができませんでした。

ついに連絡が来る

その郵便物が届いた2週間くらい後、知らない番号からの着信履歴が私の携帯電話にありました。クレジットカード会社の担当者からだと思いましたが、それでも私は無視しました。
その時にまずいと思いアルバイトを始めましたが、ぎりぎりの生活だったため、余裕が出てきたら支払えばいいやと軽く考えていたのです。

そして利用停止

しかしながら、ある日突然クレジットカードが使えなくなったのに気づきました。スーパーで支払いをする際に、お金が足りなくて久しぶりにクレジットカードを使いました。
だけど決済できなかったのです。当然と言えば、当然の話ですが、結構驚きました。そしてとても恥ずかしかったです。商品を減らしてその場はやり過ごしました。クレジットカードは滞納してから1~3日で停止されるようで、すでにカード会社から止められていたのです。

カードは強制解約される

この事件は延滞を起こしてから1カ月半くらいが経った時だったと思います。何の通知書も届きませんでしたが、私の場合すでに強制解約となっていたのです。
最初の督促や電話が来た時にちゃんと支払っておけば強制解約にはならなかったのですが、私の場合はすでに解約されていました。

強制解約されると信用情報が傷つく可能性がある

クレジットカードの強制解約が行われても、当たり前ですが未払金の取り立ては容赦なくやってきます。

未払金の一括返済請求書が送られてきた

これまでの書面よりも文言が強くなっており、「これ以上、未払いが続くと法的措置を取る」という文言が書かれていました。
焦った私は、恥を忍んで両親に電話し、このクレジットカードの未払金を借りました。

全て完済したがカードは作れない

両親からの借金により、未払金は一括で支払いましたが、当然ながら強制解約されたこのクレジットカードは使えないままです。

審査結果は不通過

また、別のクレジットカード会社で新しいクレジットカードを作ろうとしましたが、「審査の結果、クレジットカードを作成することはできませんでした」という通知が送られてきたのです。
クレジットカードの支払い延滞や強制解約の記録は、個人信用情報機関に一定期間残るため、私はブラックリストになっていたのです。このように、信用情報に傷がついた形になった結果を後で知ることとなりましたが、今後私はクレジットカードだけではなく、住宅ローンや自動車ローン、カードローンでお金を借りる際にもマイナスの影響があるかもしれません。

返済が遅れるときは事前に連絡しよう

私の場合、問題が起こった時は会社員ではありませんでしたが、会社員の方が私と同じような状況に陥ると更に大変なことになるようです。

それでも支払いをしなかった場合

私は全額返済しましたが、これを放置しておくとクレジットカード会社は司法手続きに入るようです。
クレジットカード会社は裁判手続きを通じて、預貯金、給与、不動産、車などの財産差し押さえに入ることが一般的みたいです。

会社員の方は特に気を付けて

会社員の場合、給与の手取り４分の１までは差し押さえが認められています。手取り給与が２０万円の場合、５万円までをクレジットカード会社に差し押さえられる可能性があります。
また、給与差し押さえは勤務先にも連絡が行きますので、職場の人たちにも知られてしまいます。こうなってしまうと、同僚の信用もなくなってしまうでしょうから、仕事自体を失いかねません。

事の重大さに気づくべきでした

今から考えますと、クレジットカードの返済が遅れる点について、危機意識がなさ過ぎたと感じています。
当時の私は、クレジットカードを使うこと自体が借金と同じであると分かっておらず、返済が遅れることの重大さをきちんと認識しておくべきだったと思います。クレジットカードの返済が遅れてしまった場合は、すぐにクレジットカード会社に電話をして、善後策を確認するべきです。