クレジットカード現金化は後からキャンセルすることができる?

クレジットカード現金化は後からキャンセルすることができる?

クレジットカード現金化を行った後でやっぱりキャンセルしたいと思ってしまう時もあるでしょう。と言うのは手数料も高めですし、他で用立てができたり、物欲的のケースでは冷静さを取り戻す時もあります。そこでクレジットカード現金化をしても問題なくキャンセルできるかを説明したいと思います。

一般のクレジットカードのキャンセル返金の流れ

デパートでの返金はできるのか

まずはクレジットカード現金化ではなく、普通にデパートなどで購入した商品をキャンセルする場合を説明いたします。キャンセルした経験がある方は実際少ないと思いますのでご参考ください。

通常のショッピングの場合

お店側が返金を受け付けてくれれば可能です。

返金の流れ

その場合はクレジットカード会社ではなく、購入したお店にキャンセルを伝えます。
するとカード会社返金処理が行われ、カードの締め日前であれば引き落としされません。もちろんポイントも相殺されます。

締め日後の場合

この場合は翌月の支払日に引き落とされますが、翌々月に支払い銀額があれば相殺、なければ口座へ入金されます。

現金で返金はされない

決して現金では戻らない点にご注意ください。なぜかと言うと、クレジットカードは決済する度に手数料をお店側が支払っている仕組みだからです。キャンセルした場合はお店側に手数料が戻る仕組みとなっている為、現金での返金は行ってくれません。
この為、この方法を使って100%還元できるクレジットカード現金化はできないのです。

ドン・キホーテでは可能

ただしディスカントストアのドン・キホーテでは現金での返金も可能です。

返金を受ける条件

ただし条件があり、購入から3日以上1週間以内です。3日以内ですと他店の様にカード処理が行われるからです。
そして、1週間を超えるとドン・キホーテではキャンセル自体を受け付けてくれません。
また電化製品やゲーム機、衣類など返品できない商品もあります。

以上の様にドン・キホーテでは100%還元できる現金化ができるのですがお勧めはできません。その理由が少額な食品などに限られますので現金化に不向きで、やりすぎると出禁になってしまう可能性もあるからです。

クレジットカード現金化業者でキャンセルする場合

業者で現金化をキャンセルする方法

以上クレジットカードの返金の流れはお分かりいただけたと思いますが、現金化業者の場合は若干異なります。
キャンセルを伝えるのはお店側である現金化業者といった点までは同じです。

決済後の場合

クレジットカード現金化では決済後のキャンセルは難しいです。ほとんどの公式サイトにこの部分は明記されておりますので、受け付けてくれるところは少ないでしょう。
入金前だから普通にできるだろうと思われますが、先ほど説明した通常のお買い物同様一度決済されてしまったクレジットカードをキャンセル処理するのは現金化業者側です。現金化業者は一般企業とは違いますので、契約後だからと言う部分で大抵は断れます。実際は処理が面倒だったり、売り上げを逃したくない、ここまでの労力を無駄にしたくないと言っただけそこまで損はありませんが、対応してくれません。
どうしてもキャンセルしたい方は交渉するしかないでしょう。

クレジットカード現金化はクーリングオフはできないのか

また、クーリングオフが利くのではないかと考える方もいらっしゃると思いますが、基本的にクレジットカード現金化は対象外となるからです。

クーリングオフ制度の概要

強引な契約にはクーリングオフできる

そもそも、クーリングオフとは40年前にできた悪徳業者から消費者を守る制度です。契約の締結後でも一定期間内であれば無条件で解除できます。
例えば英会話教室や、エステ、マルチ商法等、強引に契約させられた場合に適用できます。
また布団の押し売り等の訪問販売や、訪問による貴金属の買取等です。
契約時から8日間、または20日間の間であればキャンセルができますので、家に帰って冷静になって考えると不要だった場合、契約解除ができるのです。

クーリングオフができないもの

反対にできないものは上記以外のケースで、店舗でも通販でも自ら商品を選んで購入した物はクーリングオフが利かないのです。

クーリングオフができない理由

利用規約の確認

まずクレジットカード現金化は資金調達方法ですので消費者とは言えない為、クーリングオフができません。同じような業種でも訪問買取がクーリングオフの対象となっているのは、強引に買い取るいわゆる押し買いが問題となっている為です。この為買取業でも店舗買取や宅配買取は対象外なのです。

クレジットカード現金化が通信販売業である為

またクレジットカード現金化では提携するショッピングサイトで利用者が商品を購入する仕組みとなっておりますので、通販は対象外となるのです。

返品もできない

しかし通信販売業ならば通信販売による規制が対象となるのではないかと考えられる方もいらっしゃるかもしれません。民事のルールでは商品の引き渡しから8日以内であれば、消費者の送料負担により返品ができるとなっています。
ただし特約で返品不可と明記していれば、特約に従うルールとなっておりますのでクレジットカード現金化業者の公式ホームページ上にキャンセルができないといった特約が書かれており、申込みをした時点でこの規約にも同意したと見なされてしまうのです。

クーリングオフができるケース

ただし限られた場合によりますが、クーリングオフは可能ケースはあります。

まず消費者として、電話勧誘、あるいは訪問販売等を受けて、クレジットカード現金化を行った場合です。
しかし、この訪問販売というのは、いわゆる飛び込み営業を差しますので、ほとんど訪問販売をしていないクレジットカード現金化サービスにおいては当てはまらないと言えるでしょう。

電話勧誘も行わない業者がほとんど

テレコール等の場合はクーリングオフが出来ますが、クレジットカード現金化の場合、勧誘には当てはまりません。それは、自分から店舗に出向いたり、またインターネットから申し込む場合がほとんどだからです。
その為、クレジットカード現金化の場合は勧誘の電話で契約した場合のみクーリングオフできる可能性があると言えます。

注意点

しかし現金化業者側もそのあたりの知識がある為、同意書を書かしたり、ホームページから申し込むように促してきますのでご注意ください。
またほとんどの業者がショッピングサイトを使っていますので、難しいでしょう。

企業間取引の場合

また、事業者間の取引はクーリングオフ対象外ですので、法人の方がクレジットカード現金化に申し込んだ場合も適用できません。

入金後の場合

また、入金完了後ではまず話しも聞いてくれないでしょう。
どうしてもキャンセルしたい場合は、クレジットカードの会員が強制退会となってしまうのを覚悟の上で消費者センターに駆け込むという手段もあります。というのも現金化はカード会員の違反行為であり、公的機関に相談すれば発覚することがあるからです。

クレジットカード現金化でチャージバックはできるのか?

利用者の中には切羽詰まっていてカードの使用できなくていいからチャージバックを考えている方もいらっしゃるかもしれません。

チャージバックとは何か

チャージバックとは昨今のハッカーが行うクレジットカードの不正使用された場合に、カード会社が決済されたカードをキャンセルする仕組みです。この為、現金化業者に不正使用されたということも可能なのです。

詐欺師が行うチャージバック

切羽詰まった人に指示する詐欺師はこの仕組みを使います。『キャッシュバック方式』では買取前に入金されますので、入金後にチャージバックして現金化業者から接収するのです。

しかしこれは詐欺ですので捕まります。
また現在のクレジットカード現金化業者では対策しているので、ごく一部しか利用できないでしょう。

決済前の場合

簡単にキャンセル

こちらの場合は、クレジットカードによるショッピング自体が成立していないので当然キャンセルできるでしょう。現金化の申し込みは最初から無かったということにしてもらえば良いだけです。
ただし、きちんとクレジットカード現金化業者に伝えないとしつこく電話が掛かってきたりします。その為、キャンセルする旨をメールでも構わないので伝えるようにしましょう。

キャンセル料がかかるケースもある

中には決済前であってもキャンセルは一切受け付けていない業者も存在するのが実情です。それは現金化が実行されれば、業者側は確実に利益になります。要は一度掴んだ客を簡単に離しはしないということです。
またクレジットカード現金化業者側ではアフィリエイターと申し込みがあった時点で支払いが発生する契約を結んでいるところもありますので、キャンセルされるとマイナスになってしまうのです。
その為最悪のケースでは、キャンセル料を10%~20%ほど請求してくる悪徳業者も存在しますので、十分に気をつけるようにしましょう。
しかし安心してください。カード情報を渡していなければ、相手は何もできないので強引に契約される可能性は0です。
また、そのような悪徳業者を再度利用する方はいないでしょうから、業者側も真摯に対応してくれるところがほとんどです。

買取方式の現金化店はどうなのか

返品を受け付けてくれるか

ちょっとディープな話になりましたが、ご自身でAmazonギフト券を購入して現金化したり、店舗で金券を購入する仕組みではどうでしょうか?

購入店次第ではキャンセルしやすい

この方法を選んだ場合、ご自身はもちろん、商品をそのクレジットカード現金化店まで送る前であれば、購入店の対応次第でキャンセルが可能です。指定される大抵の商品は高額な電化製品や高級ブランド品ですので、大手の家電量販店やデパートでしょうから、特に問題になく返品できるでしょう。

ただし最近の買取方式でも現金化業者系列のネットショッピングの場合が多いので、購入後はキャンセルしづらいでしょう。

店舗型は言い出しづらい

また店舗型は老舗店が多く、実際キャンセルしたくても言い出せないような迫力のある店員が接客していることが多いです。

Amazonギフト券買取の場合

Amazonギフト券買取で現金化を行う場合、アマゾンでEメールタイプを購入してもキャンセルは可能です。
ただし送信日の3日前までとなりますので、当日発送を希望された方は不可です。これはAppleギフトカード等他のギフト券でも同様です。

クレジットカード現金化を考えるような状況の場合、後からキャンセルをするケースは比較的少ないかも知れませんが、業者側に迷惑がかかったり、利用者側に費用が掛かる場合もありますので一度冷静になって使用することが大切です。