ネットショッピングでトラブルにあった場合の対処法や回避するポイント

ネットショッピングでトラブルにあった場合の対処法や回避するポイント

新型コロナウイルスの影響によりネットショッピングの利用世帯の割合が50%を超えたようです。来店不要なのでコロナ対策にもなりますし、何より便利なネットショッピングですが、現物が見られない為トラブルも多いようです。
またクレジットカード現金化などご自身で行っても、業者に依頼しても最近はネットショッピングの場合もありますのでトラブルには注意する必要があります。
その為トラブルに遭った場合の対処法や回避するポイントを説明します。

ネットショッピングで起こりうるトラブル

いろんな商品があって悩む

ネットショッピングとは

まずご存じかとは思いますが、ネットショッピングは衣類から日常用品、最近は生鮮食品まであらゆるものが購入できるウェブサイトです。全く興味がない方もいらっしゃると思いますが、若者を中心に利用率が増加しています。利用したことが無い方でも楽天市場やアマゾンは耳にしたことはあるでしょう。現在は店舗として代表的なスーパーマーケットのイオンやダイエーもネットショッピングを開設しているくらいです。

簡単な利用方法

スマホやパソコンで好きな商品を選び購入するスタイルです。購入方法も簡単で、クレジットカードを使えば支払いに行く手間もなく、早ければ当日や翌日に指定場所に届けてもらえます。
特にお中元やお歳暮時に、注文するだけで発送してくれますのでとても便利なサービスです。

ネットショッピングでのトラブル

そんな便利なネットショッピングですが、実はトラブルに巻き込まれるケースも少なくありません。

事例

  • 注文した品物が届かない
  • 注文した品物と違うものが届けられた
  • 偽物のブランド品だった
  • 不良品
  • 個人情報の流失
  • フィッシング詐欺

ネットショッピングを楽しむ上で様々なトラブルがある点を認識する必要があります。
上記の4つは昔からありますよね。現在も存在するそうですが、偽ブランド品は20年前に韓国旅行に行ったときガイドさんが案内してくれて実店舗が存在した程です。そして韓国などの外国だけでなく、偽ブランドを通販する業者のうわさを聞いたり、身近でヤフオクで詐欺に遭った知り合いもいます。
日本でブランド品を購入するなら正規店や、大黒屋などでしょうが、ネットショッピング流行の弊害か悪徳商法を行う偽ブランド品を販売する業者が多いのです。むしろ偽ブランド品(コピー商品)の営業メールがくる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

最近流行しているフィッシング詐欺

カード犯罪にあることも

そして下部2つはフィッシング詐欺の可能性が高いです。

まあこの2つも偽ブランド品の悪徳業者では被害に遭う可能性も高いでしょうが、最近は逮捕されないようにフィッシングという方法を行っているのです。このフィッシング詐欺とはアマゾンなどのショッピングサイトをまねして作り、間違えて登録した会員のデーターで個人情報を他社に売ったり、クレジットカード情報から悪用して商品を転売してお金にしているのです。

フィッシング詐欺の特徴

フィッシングサイトはネット上のありとあらゆる場所に紛れ込んでいます。有名なところでは違法アップロードサイトです。
それに最近はより巧妙化しており、騙されやすいのがヤマト等宅配業者からのメールです。『不在でしたのでこちらをクリックして再配達の申請をしてください』のような定型文のメールがくるので騙されやすいのです。これはショートメールやSNS、Lineなどでも来てしまうので被害者が増加しているようです。

このコロナ禍でネットショッピングの利用者が急増した反面トラブルも増加しております。特に高齢者の被害が多くなっているのが現状です。これは日本政府のIT遅れが原因ともいえるでしょう。

大手サイトでも注意

最近個人間で取引するオークションの詐欺には気を付けていても、楽天市場等の大手に出店しているネットショップであれば安全だと思っている方が多くいらっしゃいます。

しかし、大手サイトでも運営は各店舗に任されている為、すべての店舗が安心だとは言えません。昨今、ネットショッピングに出店する審査は甘く、何か事件が起きてから出店を停止する流れが多くなっています。

さらに、悪徳業者では出店停止(アカウント停止)されても、別の名義などを使い再出店していますので、より慎重に利用する必要があるのです。

ヤフオクで手数料詐欺?

最近ヤフオクで送料をぼったくる詐欺が話題となっております。100円の商品なので飛びついて購入してみたは良いが、送料が7,500円となっていたのです。
しかもキャンセルできないような対策までされていて、ネットショッピングの網を破る詐欺師が存在したのです。

このようにネットショッピングにおいては大手だからと言って油断してはなりません。

追記:アマゾンでも

最近アマゾンでも送料が高い商品が多いようです。ヤフオク程の詐欺ではありませんが、他の店舗よりも購入してもらうために商品代を安くして注文させ、実際は送料が高いので相場よりも高い買い物をしてしまうのです。
しかもキャンセルしても、気づかなかったと言って無視されて商品を発送されてしまう手口ですので一度注文したら後戻りできないのです。

発送遅れ

またネットショッピングで注意してほしい点が、発送遅れです。これは頻発しているようです。
最近転売ビジネスが流行していますので、業者は注文を受けてから商品を購入しているので遅れが発生しているのです。遅れても問題がない商品であれば多少の我慢で済みますが、例えば車で旅行する予定で頼んでいた部品が届かなくて出発できない、チケットが届かないなどのトラブルなどもありますのでご注意ください。

ネットショッピングでのトラブルを回避する方法

トラブルを回避

トラブルに遭ってもなにもよいことはないので、まずは回避するポイントを説明します。もちろん、多くのサイトでは危険な目に遭うケースは少ないのですが、どんなサイトにも危険は付き物だと言う点は忘れてはいけません。

購入履歴の保存

ネットショッピングで商品を購入する際は、注文が確定した際、「商品詳細ページ」や「注文確認メール」、「注文控え」等、業者と取引した証拠となるものを必ず保管しておく事が大切です。万が一、何かトラブルにあった場合、証拠がなければ話を進める事は出来ません。その為必ずメールを削除せず保存したり、プリントアウトして保管する事をお勧めします。

レビューを確認する

商品レビューや店舗レビューを確認する点が大切です。現金化口コミ広場ユーザーのクレジットカード現金化でもそうですが、その店舗に対する評価を調べてから購入しましょう。大手のネットショッピングサイトでは口コミが載っています。載っていない場合は怪しむ、どうしても欲しい商品の場合は独自の調査が必要でしょう。

サイトを調査する

詐欺サイトの見分け方

ショッピングサイトには特定商法取引に基づく表記が記載されておりますので、所在地や電話番号などを確認し、確実に連絡を取る事ができる会社であるか確認します。さらに、そこの会社をSNSなどの口コミで見るとよいでしょう。
また、おまとめサイトなどには詐欺サイト一覧で紹介してくれるところもありますので、怪しいと思ったら照合してみると良いでしょう。

詐欺サイトの特徴

また最近は偽サイトも存在します。これが前述したフィッシングサイトです。多くの企業が自社でショッピングサイトを運営しておりますので、人気のサイトは犯罪者が目を付けているのです。実際にダイソンやニトリ等は偽サイトが存在するようです。その為偽サイトではないか判別する必要があります。

判別する方法
URLはここ

絶対的に違う部分がURLです。アドレスとも言いますが、○○.comや○○.jpと記述されている文字列の事です。キーワードやURLを打ち込むことができる画面の上部にあるアドレスバーに表示されているものをURLと呼びます。URLは世界に一つしかない為、偽サイトのURLは別の文字列となっているのです。
ただし本物URLを知らなければ判別もできませんが、本物は企業名で検索をかけると一番上に出てくる確率が高いので実行してみてください。偽サイトは怪しいホームページやキーワードからしか出てこない確率が高い為、そう間違えることはありません。ただし偽サイトも本サイトと似たようなURLを使っていますので、よく比較してください。

文章をチェック

また偽サイトは日本語が不自然なケースが多くなっています。その為サイト内をしっかり読んでみて、日本語がおかしかったり、漢字の間違いなどがあったら偽サイトだと疑ってください。

商品をチェック

また商品があまりにも格安だったりします。極端に安くてもすぐに飛びついてはいけません。最近でいうとプレイステーション5等、入手困難な商品が多く売られているサイトも要注意です。

大手サイトしか使わない

ネットショッピングする時は大手通販サイトを利用すると被害にある確率は少なくなります。大手では詐欺する店舗は通報される仕組みになっているので、掲載できなくなっているのです。それでもする抜けるところがあるので絶対ではありませんが。

失敗しない使い方

しかし詐欺業者も上記の判別する方法に対応してきているので、判別は難しくなっています。そんな時に有効なのが大手サイトから商品を検索してください。欲しい商品を探すときは一般的に検索エンジンから検索すると思います。
しかしそれですと詐欺サイトに当たる可能性が出てくるのです。

またマニアの方はその方法では欲しい商品にたどり着けないと、危険な海外サイトを利用されていると思います。その時は後述するクレジットカードを利用してください。
また英語がある程度できるなど、知識も必要になってくるでしょう。

返品できるのか事前に確認する

商品を購入する前に服のサイズが合わない、間違って違う商品を購入した場合など返品に対応できるのか確認すると良いでしょう。他にも気になる点は事前に確認することが重要です。

前払いのみのサイトは避ける

支払い方法が銀行振り込みの前払いのみのショッピングサイトはできるだけ避けた方が良いです。クレジットカードや代引き等多くの支払い方法に対応したサイトの方が安全です。

振込先を確認する

また銀行振り込みの場合、振込先が個人名口座であれば特に注意した方が良いでしょう。法人であっても必ず企業名と口座名が同じであるか、確認してください。

クレジットカード払いがベスト

カード払いがベスト

またできるのであれば支払いをキャンセルも可能なクレジットカード払いが良いです。クレジットカードであれば商品が届かなかったり、違う商品であったとしても支払いを取り消すことが可能です。

フィッシング詐欺対策について

しかしクレジットカードにはフィッシングサイトがつきものです。フィッシング詐欺など偽物のサイトへ誘導する詐欺は、自分自身で注意すれば対処できますが、不正プログラムを感染させ、クレジット情報を盗み出される被害は多少出てきます。これは、パソコンにウイルスが感染してしまっているケースがあります。そうなると、クレジットの番号が盗まれるケースもあるようです。不安な方は、予め盗難補償が付随するクレジットを利用すると良いでしょう。

ウイルスへの対策法

また、使用するパソコンやスマホのセキュリティを高める下記の方法も大切です。

  • ウイルスバスターのソフトやアプリの導入
  • 最新のOSにアップデートする
  • 非公式アプリを使わない
  • フリーWi-Fiを控える

また面倒ではありますが、一回一回買物を終えたらクレジットカード情報を削除する方法もあります。例えID、パスワードが盗まれていたとしても、カード決済ができない為安全です。普段アマゾンを利用しない方にはお勧めです。

ネットショッピング専用のカードを発行

他にもネットショッピング専用のクレジットカードを登録する手段もあります。限度額を少なく設定しておけば何かあっても、被害が少なく済みます。
例えばアマゾンで買物する場合はAmazon Mastercardクラシックを専用にすると良いかもしれません。

Amazon Mastercardクラシック

それはポイントがたまってお得だかです。
このように楽天だったら楽天カード等専用カードを作れば被害も最小に、還元もあってお得になります。

クレジットカード現金化の場合

クレジットカード現金化では業者が指定したショッピングサイトを使用しますので、安全性は確保されています。もしも上記のようなトラブルが起きたら現金化業者が責任を取らないといけなくなりますからね。

しかしご自身でクレジットカードを現金化される方は自己責任となりますので、よく調べてからネットショッピングを行う必要があります。

個人売買に注意

また最近はSNS上で、メルカリなどを使わないでやり取りされる方も多くなっています。
しかし、詐欺師が一番多いので注意してください。

ネットショッピングでトラブルにあった時の対処法

警察へ相談

十分に注意してもトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあるのがネットショッピングです。対処法はトラブルのケースにもよりますのでそれぞれ説明します。

品物が届いた場合

品物が届いた場合のトラブルとしては、違う品物、不良品、偽物等が挙げられます。

出店者に連絡

まず、連絡先は出店先になります。楽天市場などの通販サイトは、あくまでプラットフォームを提供しているだけだと、責任は取ってくれません。
出店者に連絡すると本当にミスの可能性もありますので、正しい物と取り換えてくれる場合もあります。

専門家に相談

しかし多くのケースが故意ですので、出店者は対応してくれません。その場合は専門家に相談してください。
また相談する際は事の経緯や調べた限りの相手先の情報をまとめてレポートにしておくと、物事がスムーズに進みます。

相談窓口
被害に遭ったら消費者ホットライン

まず、消費者の見方である「国民生活センター」です。歴史は古く、ネットショッピングに限らず、あらゆるトラブルに対応してくれる期間となっています。全国各地に消費者相談窓口が設置されている為、相談もしやすく、経験豊富な担当者に相談にのってもらうことも可能です。
また国民生活センターでは、海外通販専門の相談窓口越境消費者センター(CCJ)もあります。何かあったら取り敢えず国民生活センターにご相談ください。

ECネットワークについて

これ以外にも、ネットショッピングのトラブル専門に開設している「ECネットワーク」もあります。ECネットワークとは会員に向けて情報提供やコンサルティング、トラブルの相談を受け付けている機関です。この機関は一般の消費者のトラブルにも対応しています。
ただし、メール対応のみですのでお勧めはできません。

実際に取り戻せるのか

国民生活センターでは対処法や場合によっては弁護士を紹介してくれますが、実際に解決できる可能性は低くなっています。その理由が明らかに写真とは違うものでなければ裁判が行えないからです。
ただし偽物を売られた場合は詐欺に当たりますので、裁判を起こすことができます。むしろ裁判費用も掛かりますので、最寄りの警察署に相談するのも手です。相手が組織犯罪ではお金を取り戻すことが難しくなりますが、例えば相手が個人の若者などだと、親が代わりに支払ってくれたりします。

警察に連絡するのか?また弁護士に相談するのか?

こればかりは何とも言えません。早いのは弁護士でしょう。
ただし基本的には泣き寝入りするしかありませんので、初めからトラブルを回避してネットショッピングを利用するのです。

品物が届かない場合

この場合は明らかな詐欺です。
ただし発送遅れなどの原因も考えられますので、まずは出店先に連絡してください。

それでも連絡が付かない場合

前述した通りクレジットカードの場合は対処できる可能性が高くなります。カード会社に連絡して詐欺だと認めてくれれば請求をストップしてくれます。

振込の場合

振り込んでしまった場合はこれも前述した通り専門家に相談してください。
ただし解決できないケースが多いことには違いはありませんのでご注意ください。

解決した場合の例

返金されるケースとしては、まず警察が被害届を受理してくれなければなりません。
そして受理されると出店者の銀行口座は凍結されますので、残高から返金されるのです。
ただし、残高が少ないと満額返っては来ません。詐欺師はすぐにお金を引き出しますので、残金は少ないでしょう。また被害者は他にも多く存在しますので、それだけ配当金が少なくなるのです。