消費者金融とクレジットカード現金化の違い|金利や審査などを徹底比較
目次
クレジットカード現金化を消費者金融などの貸金業と勘違いされている方が多くいらっしゃいますので、違いを解説いたします。
消費者金融とは何か
まず消費者金融について詳しく解説します。消費者金融とは、簡単に言うと個人向けに小口融資を行う業者の事です。有名どころで行くとアコムやアイフルです。倒産しましたが年配の方では武富士が一番イメージかあるのではないでしょうか。所謂昔でいうサラ金の事ですが、最近は銀行も個人向けにカードローンを発行しておりますのでまぎらわしくなっておりますが、銀行のカードローンは消費者金融とは言いません。
銀行のカードローンとの違い
銀行のカードローンは銀行法なのに対し、消費者金融は貸金業法に基づいて融資を行っています。消費者金融は貸金法に基づくため貸金業者となります。貸金業者は都道府県の知事、または財務省の機関である財務局の登録を受けた業者です。財務局が絡む場合は、二つ以上の都道府県に跨って営業をしているときです。テレビCMなどで見かける大手消費者金融は両者ともに登録されております。
そして、銀行法と貸金業法の一番の違いは総量規制です。
利息にも違いがある
両方ともに利息制限法で定められた金利内で貸付を行っているのですが、一般的に銀行のカードローン方が低くなっています。
審査時間が違う
まず、CM等のメディアで最短30分で完了とアピールしておりますが、実際には不可能です。あくまでも30分とは審査結果が出るまでの時間です。
消費者金融のカードローンの場合
実際には下記のような流れで行われますので、もっと時間が掛かります。
お申込み
↓
審査(最短30分)
↓
カード発行(最短30分)*店舗、無人契約機で受け取り可能
↓
カード到着(翌営業日)
↓
ATMで借入
最近はアプリもありますので、カード発行の工程は省くことができます。その為最短1時間~当日で借入迄完了します。
しかし、重要な点が審査時間になります。基本的に最短時間で済むケースはありません。
審査の経過内容
そこでどのような審査が行われるのか見て行きましょう。
1.コンピューターによる仮審査
コンピューターによって行われ、申込書が届いた時点でしてもらえます。仮審査は申込書の内容を項目ごとに点数を付けるスコアリングの結果によって判断され、基準値より上だと通過する仕組みです。
2.本審査
本審査では担当者が在籍確認や本人確認書類、収入証明書などをチェックして判断します。人間の手で行うため営業時間外に結果を出すことは不可能です。
また在籍確認は電話確認が一般的ですが、勤務先が定休日の時は翌日に回されてしまう事もあります。
銀行カードローンの場合
まず、銀行のカードローンは今お持ちのキャッシュカードにローン機能を付けて借入ができますが、取引があるからと言って消費者金融よりも審査に通過しやすくなるという訳ではありません。多少有利に働く可能性はありますが、無理な場合は銀行傘下の消費者金融を紹介されます。
融資までの流れ
お申込み
↓
審査(2~3日)
↓
契約完了(インターネットまたは書類)
↓
ATMで借入
このように銀行の場合は審査に時間が掛かりますので、原則即日融資は不可能です。
審査内容について
銀行のカードローンでは保証会社の保証が必須となりますので、申込書が届いたら送って回答を待つ仕組みです。
メガバンクの場合
三井住友銀行や三菱UFJ銀行は保証会社の保証基準を導入した審査システムを用いて仮審査を行い、通過した申込者を後から保証会社で保証する追認方式をとっています。
この為、審査結果が早くなります。
地方銀行、ネット銀行、信用金庫の場合
こちらでは追認方式が無い為、仮審査に時間が掛かります。
しかし、会社によってはダイレクトに保証会社のページに飛ぶこともあります。
本審査にかかる時間について
銀行は在籍確認以外にも勤務状況など様々な項目をチェックしているため長くなるようです。
また、銀行カードローンは2018年1月から警察庁のデータベースを照会して審査を行うようになりましたので、即日融資とアピールしていても3日間ほどかかるケースがあります。さらに、メガバンクは担当者の人数も多くてスムーズにできますが、地方銀行やネット銀行、信用金庫では人員が少ない為、混雑していると本審査に時間がかかります。
土日祝日の審査について
消費者金融会社とメガバンクは24時間365日対応しています。
しかし、地方銀行やネット銀行、信用金庫では平日の営業時間内に限られます。
利息を付けて返済する
もちろんのこと消費者はお金を借りた以上、期日迄に利息を付けて返済をしなければなりません。
返済できなかった場合
仮に返済できないと貸主から裁判を起こされ、強制執行となります。
また信用が失墜したとみなされ、貸金業者の利用はできなくなります。
消費者金融とクレジットカード現金化の違いについて
次に消費者金融とクレジットカード現金化の違いについて説明します。
まず、クレジットカード現金化業者は消費者金融とは違い貸金業者ではありません。貸金業の免許は所持しておりませんので、融資はできません。もしお金を貸してくる現金化業者がいたら、違法な闇金です。
ちなみにクレジットカード会社、リース会社は貸金業者です。一方現金化業者はクレジットカードのショッピング枠を換金する商売ですので、金券ショップなどと同じ買取業者となります。
安全性が高い
一見カード会社から禁止されているクレジットカード現金化ですが、消費者金融より安全な面があります。それは返済先がクレジットカード会社ですので、安全に返済できます。
さらに利用するものがクレジットカードのショッピング枠だけなので、最悪振込されなくても損する部分は現金化したショッピング枠だけです。
消費者金融では取り立てがある
一方悪徳な消費者金融の場合、期限に返済できないと高額な利息が発生し、さらに支払いできなければ家族や勤務先にも迷惑が掛かることになります。
また返済できなければ、危険な仕事を紹介されたりとなかなか元の生活に戻ることは厳しくなってきます。
家族にばれにくい
消費者金融ではローンカードや請求はがきが届くこともあります。
しかしクレジットカード現金化ではクレジットカードの明細書が届くだけですので、家族の方に見られてしまっても買い物をしたと思われるだけです。
クレジットカード現金化は借入の履歴は残らない
クレジットカード現金化はクレジットカードでショッピングすることと何ら変わりがありませんので、借り入れの履歴が残らないメリットがあるのです。むしろクレジットカードを現金化して、確実に返済することによりクレジットカード会社の信用が上がります。
借入とは
そこで借入の履歴が残らない理由を説明しますが、まず借入の通常の意味は物品やお金を借りる行為です。
しかし、一般的に銀行や消費者金融から借りる行為を借入と言っております。つまり、業者から借金をする行為となります。クレジットカード現金化もカード会社から借金している行為と変わりませんので借入となりそうですが、そうではありません。
クレジットカード現金化の信用情報はどれにあたるのか
各種のキャッシングやクレジットカードを利用すると、信用情報に記録されます。この信用情報には個人別の直近5年間の記録が残る仕組みになっており、キャッシングの契約時やクレジットカードを作る時、そして、あらゆるローン契約を結ぶ際の審査では必ず参照されます。
信用情報の種類
- 1.JICC(無担保キャッシングに関する情報は消費者金融系)
- 2.CIC(信販系の情報はクレジットカードや各種のローン契約を利用した場合)
- 3.KSC(銀行や信用金庫のカードローンや住宅ローンなど)
借入履歴に残らない
クレジットカードでキャッシング枠を使った場合は信販系ではなく、消費者金融系の情報の方に記録されます。その為クレジットカード現金化はキャッシング枠を使わない為、信販系の情報にショッピングの利用として記録されることになります。
以上の様に金融業の世界では、主に直接お金を借りることを”借入”と表現します。これは無担保キャッシングだけでなく、担保や保証人の付いている場合も同様の扱いになります。
この為クレジットカードでショッピングを行った場合や、車や住宅などでローン契約を利用している場合は”ローン残高”という表現になり、原則的に借入とは言いません。
2つの違い
キャッシングや各種のローンの審査に大きく影響する点にあります。借入があると審査に大きく影響が出てきます。
しかし、ローン残高は審査に影響はありませんが、借入額に影響が出てきます。
他社借入時に申告が必要なもの
- カードローン
- フリーローン
- 教育ローン
- 自動車ローン
- クレジットカードのキャッシング枠など
申告不要なもの
- 携帯電話の分割代金
- 奨学金
- 個人的な家族や友人からの借金
- クレジットカードのショッピング枠など
以上のように、クレジットカード現金化は記録上クレジットカードでショッピングを行ったということになりますので申告は不要です。このようにいくらクレジットカード現金化をしても信用機関では分からない為、単にクレジットカードを使って買い物をしたというだけの情報しか残りません。
またリボ払いも借金をしている状態ではありますが、ショッピング枠の為借入ではありません。この為クレジットカード現金化は、将来的にローンを組もうと考えている場合でも影響は全くありません。
ただしリボ払いの残高があると、クレジットカードを新規発行、住宅ローンを組む際には影響がありますのでご注意ください。
やりすぎた時の注意点
場合によってはクレジットカード現金化も信用情報に大きな影響を与えてしまいます。それは、現金化した分の支払いをきちんと行わなかった場合です。
信用情報には現在の借入やローン契約の金額と残高、そしてきちんと支払い履歴まで記録されます。
クレジットカード現金化は借入にこそなりませんが、信販系の情報にクレジットカードを利用したとして記録され、毎月の支払日にきちんと返済しているかも随時記録されていきます。この支払いを延滞してしまうと、様々なペナルティを受けてしまう可能性があり、今後ローン契約をする際も良いことはありません。
一度や二度支払いが遅れた程度でそこまでのペナルティを受けることはまずありませんが、それを繰り返すと何かしらの影響が出てもおかしくありません。
確実に支払いしないと不都合が起きる可能性もある
また、支払日から3ヶ月以上の延滞が1つでも記録されていると、いわゆるブラックリスト入りという扱いにされてしまいます。こうなってしまうと新たな融資を受けられないだけでなく、手持ちのクレジットカードさえ使えなくなってしまいます。
消費者金融との審査の違い
またクレジットカード現金化は審査がありませんので、消費者金融よりも速く現金調達ができます。早い現金化業者だと申し込んでから5分で入金してくれるところもあります。この審査の部分が一番気になる所でしょうから消費者金融と比較して詳しく説明します。
消費者金融の審査について
消費者金融は、借りる側に信用力、返済能力が在るかどうかを厳しく審査する様になっています。
基本とする審査
金銭を借りて返済ができるかどうかを見極める例としては、20歳以上の成年者であり且つ安定した仕事をしていて継続的な給与収入を得ているかどうかという点です。
ただし、民法上の「成人とみなされる場合」
- 結婚をしているので20歳未満であっても成年者とみなす
- 実家が商売をしていて20歳未満でも成年者とみなす
以上は私法上成年とされても、貸金業法を初めとする公法上の成年者とはなりません。
未成年でも借入できる
しかし未成年者が絶対に借入できないわけではありません。例えば学生ローンです。早稲田大学のある高田馬場にはカレッジ等古くから存在する学生ローン専門店があります。カレッジでは親の同意があれば18歳からでもご融資可能です。
実は20歳未満が借入できない部分は民法上制限されているだけで、違法ではないのです。
ただし未成年の為返済能力や責任が問えない為融資する業者が限られているのです。
追記
2022年4月1日の法改正により18歳から成人とみなされました。その為制限なく借入できるのですが、現在のところ金融会社では慎重に審査しておりますので借入できるとは限られません。
職業による審査基準
消費者金融では一般的にアルバイトとして生計を立てている方、主婦でパート労働者である方、その他としては正社員、契約社員、準社員、派遣社員で安定して生計を立てている方であれば給与収入を得ているとみなされます。そこで一つずつ解説します。
学生
アルバイトで収入のある学生であれば、2年生以上とされる20歳以上が対象とされています。
主婦
主婦の方は、パート主婦とされる方であれば審査に通る可能性はあります。専業主婦であれば総量規制で配偶者の同意書と配偶証明書等の提出が必要となり、貸付は配偶者と合わせた年収の1/3までとなっています。
派遣社員
派遣社員は安定的に企業に勤めている方とされています。
ただし、派遣社員の中には短期や単発の派遣就労案件に従事している仕事が圧倒的に多い方であれば、貸金業者としては信用力に乏しいと通らないケースがあります。派遣社員であれば、長期的に安定して働いている場合を審査の対象とする様にしているようです。
年金受給者の審査
年金収入者の場合、69歳以下の方では労働者が消費者金融の融資対象となるようです。
それ以外では、認知力について業者が疑問を呈する事があります。金銭管理ができるかどうかを業者が心配をする点は普通であり、大手の消費者金融であれば尚更といえそうです。
銀行カードローンが消費者金融の審査に影響を与えている
さらに消費者金融は銀行カードローンの問題の影響を受けて、以前より厳しくなっています。
銀行カードローンの問題とは
銀行カードローンが総量規制がない為、返済不能になってしまうほど借入する方が増えているのです。さらに双方で適用される法律が違うので、銀行カードローンを利用中に消費者金融からも借入する多重債務が増えてきている為、消費者金融の審査が厳しくなってしまったのです。
銀行から借入があると消費者金融が落ちるケースがある
消費者金融では審査時に信用情報を利用して、現在の借入状況を調べています。これは総量規制に引っかからないかを調べる為で、適用されない銀行カードローンまではほとんどチェックしていませんでした。
しかし、返済できない方が多くなったため、銀行からの借入についても充分に調べるようになりました。これによって、必然的に以前より審査に通らなくなったという訳です。
審査で利用される信用情報を扱っている機関には前述したように3種類あります。
従来、消費者金融の審査で主に気にされるのはJICCとCIC2つだけでしたが、現在では銀行や信用金庫からの借入記録を扱っているKSCの記録も充分に参照にするようになりました。
これらの機関から信用情報を参照するには、その機関に加盟する必要があります。消費者金融の場合、JICCかCICのどちらかに加盟することが義務付けられており、大手ではその両方に加盟しています。この信用情報は加盟している機関の情報しか参照できないという訳ではなく、JICCだけに加盟していても、CICやKSCの情報を参照することが可能です。
審査時間が掛かるようになった理由
ただし、加盟していない機関の情報を参照する場合にはある程度のタイムラグが存在してしまうので、即日融資を売りにしている大手の会社では瞬時にどちらの最新の情報も参照できるように、JICCとCICの両方に加盟しているのです。
しかし、KSCは原則的に銀行や信用金庫などの金融機関しか加盟できません。その為、消費者金融が銀行カードローンの借入状況を参照するには時間が掛かり、審査に影響するようになってしまったのです。
クレジットカード現金化の場合
クレジットカード現金化は無審査です。
無審査の仕組み
なぜ無審査かと言うと、クレジットカード現金化は利用者からではなくカード会社から支払いがありますので、利用した時点で元金も利息も未収になる心配はほぼありません。その為、クレジットカード現金化業者は審査をする意味がないので利用者は年収も職業も関係なく送金してもらえるのです。金券ショップや買取店が審査が無い部分と同じ意味です。買取店が品物を査定しますが、利用者を審査することは基本的にはありません。現金化も同じことでクレジットカードの換金率を査定することはあっても利用者を審査することはありません。
審査はすでに完了しています
また、クレジットカードを作る時にカード会社の審査が有る為、利用者はすでに通っています。カードを所持している時点で他人とは違い、信用性のある選ばれた人間だとも言えます。
担保や保証人も不要
クレジットカード現金化は手持ちのクレジットカードを業者に渡して、それを担保に融資を受ける質屋の様なものでもありません。確かに仕組みを知らない方からすれば、クレジットカード現金化という響きはいかにもクレジットカードとお金を交換するような誤解を与えるような名前ですですが、そんな事をすれば確実に犯罪になってしまうのであり得ない話です。
連帯保証人も必要なし
担保と言えば保証人もありますが、審査が無い点からもちろん連帯保証人も不要です。
保証人とは?
親など先人者から保証人だけにはなるなと言われたと思いますが、これは債務者が返済できなかった時に保証人が肩代わりするものです。よく金融屋のドラマや漫画などで描かれているお話ですが、厳密にいうと違いがあります。
連帯保証人について
ドラマで出てくる保証人は連帯保証人です。
一方保証人とはどうしても債務者が返済できない場合に、肩代わりするものです。保証人では債務者を訴えて返済してもらうことができます。
しかし連帯保証人では訴えることもできず、返済義務が生じるのです。
勝手に保証人にはされない
またドラマでは債務者と金融会社が魂胆して保証人にサインしてしまいますが、現在連帯保証人になる場合は十分な説明と書面が必要となっています。
消費者金融も保証人不要
消費者金融などでも基本的に保証人は不要です。その理由は債務者が担保となっているからです。担保と言っても売られるわけではありません。審査の上返済能力がある人間だから担保として見られるという訳です。その分利息が高くなっている仕組みがあるのですが。
銀行のカードローンでは保証会社が担保
また銀行のカードローンでは保証会社が保証人の様になっています。その保証会社とは消費者金融です。
例えば三菱UFJ銀行であれば傘下のアコムです。
在籍確認がない
審査が無い為さらに消費者金融とは違うメリットがあるのです。審査が無いので、在籍確認も不要です。実家や、勤務先に電話が行くこともないので他人の目を気にすることも無く現金調達できます。よくキャッシング会社から在籍確認の為の電話は個人名で掛けてきますので安心だとスタッフは言いますが、結構勤務先の方は消費者金融からの電話だと気づくものです。その借入された方が営業マンでしたら知らない名前のお客様からの電話だと思うかもしれませんが、それ以外だとあまりありませんよね。
土日も振り込んでくれる
また在籍確認が無いことによりクレジットカード現金化は土日でも振り込んでくれるメリットがあります。消費者金融の場合だと土日など勤務先が休みですと在籍確認ができず審査がストップしてしまいます。
総量規制対象外
また、クレジットカード現金化は銀行の様に総量規制の対象に入りません。
プライバシーが守られる
他にも審査が無いことによりメリットがあります。消費者金融などで審査を受ける際に下記の様々な個人情報が必要となりますよね。
- 家族構成
- 携帯電話の使用年数
- 勤務先の情報
- 勤務年数
- 住居年数等
しかし、クレジットカード現金化は無審査の為、上記の情報を伝える煩わしさもありません。
個人情報の流出を防ぐことができる
個人情報の厳守はどの企業でも当たり前のことですが、情報を握っているのは人間ですのでうっかり漏れてしまう場合もあります。
いくら大手の銀行でも担当者が取引先の企業の情報を握っていますので、貯金からカードローンの借り入れ状況まで把握しています。うっかり担当者が、経営者や上司の前で借入の契約内容を話してしまう場合もあるのです。
闇金などの悪徳業者ではそれを弱みに、返済を迫ってきますのでご注意ください。
消費者金融よりもセキュリティが高い
またクレジットカード現金化は消費者金融よりもセキュリティ面が安全です。個人情報が少なくて済む点もあるのですが、クレジットカード現金化はカード会社が管理している点も安全な理由です。
現在クレジットカード情報はカード会社以外は管理できなくなっています。そこでカード会社のセキュリティ対策ですが、ほぼ完璧だといえる水準まで高くなっていると言われています。カード会社が重要視する点は番号流出です。現在はカード番号だけでネット決済出来てしま為、会社の信用や存続にかかわる重要課題と位置付けて、厳重なセキュリティ管理を重ねに重ねています。消費者金融のローンカードよりも利用者が絶対的に多いクレジットカードは安全性が高くなっているのです。
中小企業の消費者金融は審査が甘いのか
ここで気になるのが中小の消費者金融、所謂街金の審査です。大手の消費者金融と違って、一つの都道府県で知事の登録を得て営業をしている中堅以下の業者の場合は審査が甘いかもしれません。
中小消費者金融の審査が甘い訳
大手の消費者金融は膨大なデータがある為、申込段階ではコンピューターで審査します。一方中小では人が審査するため、最初の段階で通過しやすいのです。
ただし、中小も信用情報機関のデータ照会は行いますので、過去に金融トラブルのある方は借入できないケースがあります。
注意点
また中小企業はより人の審査が重要となりますので、一概に審査が甘い訳ではありません。重視する点は属性と人間性です。職業は重要なポイントで派遣の方は通りづらいです。
また人間性も重要で、言葉遣いが悪いなどで落とされることもあります。その為街金の審査のわずらわしさが嫌で若い方の等はすぐに無審査のクレジットカード現金化に流れているようですね。
保証人が必要な場合もある
また大手消費者金融では不要だった保証人も、場合によっては必要になります。
クレジットカード現金化の審査内容を詳しく!
ただし、クレジットカード現金化が無審査と言う部分は最近浸透しているようですが、お金を扱う商売上最低限の審査はあります。例えば窃盗した商品を買取ショップで売っても足が付くように、クレジットカード現金化業者も社会の仕組みの一部となっているのです。
また勘違いして現物もないのに利用できると思う方も多いようです。その為、さらにクレジットカード現金化業者の審査について説明させていただきます。
本人確認がある理由
ただし、本人確認はあります。それはクレジットカードが他人名義の使用は禁止されているからです。
その為、主に運転免許証等でクレジットカードと同じ名義であるのか確認があります。
またネット型の現金化業者の場合は顔写真も必要なところが多く、運転免許証等顔写真付きの身分証で顔が一致する必要があります。
買取店よりも審査は厳しい
業者側ではどのカードを現金化しても自己責任の為、関係ないような気がしますが、トラブルを避ける為に最低限の審査はあります。
しかも買取店の様に審査スルーという訳ではありません。買取店では古物の営業法により本人確認が義務付けられておりますが、クレジットカード現金化は買取方式を採用していない会社もある為本人確認の義務はありません。
クレジットカード現金化業者のリスクについて
しかし本人確認が必要な理由はクレジットカード現金化業者にかなりのリスクがあるからです。まず利用者がカード会社に返済できなくなっても、債権が現金化業者に行くことはありませんので返済能力については審査は行っておりません。
リスクはクレジットカード現金化業者がカード決済代行会社を利用していますので、不正なカード使用などをしてしまうとペナルティがあるからです。
また一番の被害が詐欺師に遭った場合です。詐欺師と言ったら業者側にいそうなイメージですが、利用者にも存在するのです。詐欺師は盗んだクレジットカードで他人になりすまし現金化を依頼してきます。それで現金化して詐欺師に送金してしまうと、返金はできません。クレジットカード自体は最近保険がありますので、盗まれた方は決済処理がキャンセルされ被害は出にくくなっています。
しかしクレジットカード現金化業者側にも販売者としての責任がありますので、仮にカードを盗難された方に被害額があったらその分も支払わなければなりません。その為2倍の損害金が発生するのです。
また被害届を出して、警察沙汰になってしまっては違法性などが疑われ余計に面倒なことになってしまいますので、ほとんどの業者がかぶっているのです。
どんな審査を行っているのか
この為、本人確認については厳重な審査が行われています。業者によっては職業や使用用途が聞かれるのはこの為です。金融会社ほどではありませんが、住所から居住地を検索して利用金額が適正であるのか等、クレジットカード現金化業者の金融のプロと言っても過言ではありませんのでそのようなノウハウはあります。
また古物商の免許が必要な方法でクレジットカードを現金化している業者は職業も必須ですので聞かれます。
さらにクレジットカード現金化だけではありませんが、お金が絡む業界には必ず詐欺師が存在するものですので、ブラックリストとして社内や他社とのつながりで情報共有されていたりします。
金利を比較
クレジットカード現金化の返済先はカード会社となりますので、通常と変わらず一括、分割、リボ、ボーナス払いと選ぶことが可能です。もちろん一括払いですと金利は掛かりませんが、リボ払いなどですと金利は発生します。
リボ払いの金利
その場合に発生する金利はカード会社によって変わりますが、年利5%~15%ほどです。
実際は消費者金融がお得
消費者金融の場合ですと最大金利が18%となっていますので多少お得となるように感じますが、現金化業者に支払う手数料(換金率の差額)が発生する為実際は損をします。まっとうな消費者金融では金利以外の手数料は無い為、基本的にはお得になるのです。
利息を計算して比較
金利計算をすると分かりにくい部分がありますので、実際の利息について説明したいと思います。
1か月で10万円借入した場合
クレジットカード現金化ではこの場合換金率80%が相場です。その為、2万円が利息となります。
消費者金融の場合
10万円の場合は年利18%のケースが多くなっています。その為年利18%で計算すると1か月(31日後)に返済すると利息は1,528円です。
圧倒的に消費者金融の方が少なくなります。
ただし、クレジットカード現金化を利用される方は10万円ほどでしたら翌月返済される方が多く、一方消費者金融では毎月1万円ずつ返済して完済するのが1年後という方が多い為、結局は約18,000円の利息を支払っている方が多いのであまり違いがないとも言えます。
その為、できるだけ損をしたくない方は消費者金融の方で、短期間で返済する方が良いでしょう。
またこのクレジットカード現金化をした場合は1か月払いですので、分割にするとカード会社への金利も発生します。
闇金の金利
しかし、闇金比較するとクレジットカード現金化の方が金利も抑えることができます。闇金ですと金利も10日で1割~3割以上、優良なソフト闇金業者でも月4割ほど、さらに初回手数料が別途3,000円かかりますので、確実にクレジットカード現金化の方がお得です。
実際に消費者金融から借入できない方が闇金に手を出す方は年々下がっているようですが、クレジットカード現金化をする方は増えてきているようです。
どちらにメリットがある
やはり、利息の負担面を考えると消費者金融の方が良いでしょう。
またクレジットカード現金化のデメリットの部分として、カード会社が禁止する行為を行っている点が挙げられます。
その為起こりうるリスクとして、
- カード停止になる
- 自己破産ができない
等が挙げられますので、あくまで自己責任で行う必要があります。一方消費者金融ではきちんと返済さえすれば、カード停止になる恐れはありませんし、使用用途によっては自己破産することも可能です。
しかし、入金時間やどなたでも利用できる面はクレジットカード現金化にメリットがあります。
また返済能力さえあればクレジットカード現金化の方が借入履歴も残らず安全です。その為、消費者金融とクレジットカード現金化、利用者に合った最適な方法を選んでください。
クレジットカード現金化と消費者金融の違いに関するよくある質問
- クレジットカード現金化業者は融資してくれますか?
貸金業者や違法な闇金ではないので融資はしてくれません。あくまでクレジットカードを換金してくれる業者です。
- クレジットカード現金化業者に返済しなかったらどうなるの?
返済先はクレジットカード現金化業者ではなくカード会社です。その為カード会社から法的措置も行われることになります。
- 分割払いも可能でしょうか?
可能ですが、クレジットカードにより一括やリボ払いなどに限られる場合もありますので、現金化業者の担当者にご相談の上ご契約ください。