生活保護の場合にはクレジットカードの利用ができる?

生活保護の場合にはクレジットカードの利用ができる?

生活保護は生活に困窮しているが認められる国の制度になります。現在約200万人もの方も受給されており、増加傾向であります。そこで、訳あって受けている方もクレジットカードが使用できるのか説明します。また現金化サービスを利用できるのかも追及しておりますのでご興味のある方はご参考にしてください。

この記事で分かること

  • 生活保護とは何か?
  • 生活保護者はクレジットカードが利用できるのか?
  • 現金化はできるのか?

生活保護とは何か

生活保護日本国憲法の第25条で定められている理念に基づき、最低生活の保障という形で生活に困窮している状態にある国民に自立助長を提供するという国の制度になります。
生活保護費は生活に困窮するすべての国民に対し、困窮の程度により必要な生活費が給付されるようになっています。このことで最低限の生活を保障し、同時に自立を促すことを目的として行われています。

生活保護の条件

主に下記の4つとなります。

  • 資産が無い
  • 働くことができない
  • 他に利用できる公的制度が無い
  • 親族から支援が受けられない

以上の条件を見たし、厚生労働省が定める最低生活費を下まった時に生活保護を受けることが可能となります。
そのような生活保護者はクレジットカードを所持できないのでしょうか?

保有禁止の条文は無い

生活保護を受給する上で資産となるものは下記となります。

  • 持ち家や土地(親権者も含む)
  • 10万円以上の貯金
  • 保険金
  • カードローン

クレジットカードについては、生活保護法の条文や通知等にはクレジットカードの保有を禁止するという条文や条項が見当たらない為、保有については個々の自治体等の職員の考え方等に寄るということになります。

しかし、クレジットカードの使用はその人の与信が前提となっており、クレジットカード会社からの借入金となるのではないのでしょうか?

クレジットカードの利用は問題ない

この点については実質性からみると生活保護費をやりくりしたりしているので、借入金とではないと考えられています。
生活保護者はクレジットカードの一括払い迄は可能だと言われています。

生活保護はクレジットカードの利用制限はあるのか

クレカが無い

生活保護でもクレジットカードは所持できるようですが、クレジットカードは審査に通った方だけが受けることのできる様々な素晴らしいサービスがあります。
果たしたそのようなサービスを、国から保護される方でも受けることができるのでしょうか。

分割払いはできるのか?

一括払いはできるようですが、分割払いはできないのでしょうか。
基本は禁止されています。それは生活の節約を図るという主旨から外れている為です。
しかし突然、洗濯機や電化製品等の家電が壊れてしまったら困りますよね。家電でも大型のものになると5万円から15万円以上するものもあります。
そんな場合、分割払い等ができると良いですよね。このような時は分割払いやリボ払いは可能だと言われています。

生活費必需品に限る

ただしケースワーカーや自治体の許可が必要です。
というのは、生活保護法の第60条の条文に支出の節約をすることが規定され、高価なブランド製品等を分割払い等で購入する場合は無駄遣いと考えられるからなのです。

クレジットカードのキャッシングもできるのか?

お金が無い

生活保護者でも、条文の規定に反しないようにクレジットカードを利用できると言えます。では、クレジットカードのキャッシング枠も利用も可能なのでしょうか。
この場合も借入を禁止する条文はありませんが、生活保護の制度上、借入は収入と考えられると言えます。その結果、生活保護の給付額は減額されます。

クレジットカードのポイントはどうなるのか

ポイントを使う

クレジットカードを利用すると、利用金額に応じてポイントがもらえます。
このポイントは収入とは考えられておらず、現金に換えられたりした時に初めて収入になると考えられています。
その為、貯めたポイントで商品をもらう行為は収入ではなく、8,000円を超える現金を得た場合は届け出が必要となっています。ポイントでお米をもらったり、貯めたポイントを支払いの一部に充てる行為は収入では無いと考えられているのです。

クレジットカード現金化は可能か

ケースワーカーに管理してもらう

クレジットカード現金化には審査が無い為、生活保護者でも利用できるという事になります。
ただし生活保護者の場合収入を得ると言う部分にあたる為、ばれるとクレジットカードが停止されるだけではなく、生活保護費が言及されたり、最悪ストップされるようになります。
生活保護者の方は生活費が足りないケースでは自治体やケースワーカーにご相談し、クレジットカードの現金化やキャッシングをする行為はやめましょう。
無断でそのような行為を行うと、禁止されている節約の義務、贅沢品の購入や遊興費の使用を疑われることになります。

現金化はばれずらい

ただし、これをやってはいけないという義務はない為クレジットカード現金化を行って、パチンコなどを行っている生活保護者もいるようですね。
そのような方は銀行口座へ振り込みされると、福祉事務所から調査された場合にばれてしましますので、店舗型の現金化業者を利用しているようですね。

クレジットカードは発行できるのか?

生活保護でもクレジットカードを発行する方法

以上の様に生活保護者でもクレジットカードは利用できますし、現金化も可能ですが、この状態はカードを所持している場合です。
またクレジットカードをお持ちでない生活保護者は発行できるのでしょうか?

通過は難しい

カード会社では生活保護を禁止はしておりませんので、申し込むことは可能です。
またカード会社の審査では生活保護を受けているかを調べることもできません。
しかし審査では安定した収入が必要で、勤務先も必要となりますので無職の生活保護者は難しいです。

生活保護でも発行する方法

しかし方法はあります。それは仕事をすることです。生活保護でもアルバイトはできます。むしろアルバイトからでも良いので社会復帰を手助けする制度が生活保護なのです。収入があれば通過できるクレジットカードも存在します。
ただしアルバイトをすると、当たり前ですが受給額は減らされます。

クレジットカード不要で現金化する方法

どうしても現金化や借入するには携帯キャリア決済を現金化する方法があります。携帯電話の決済枠は基本的に年齢や使用年数などによって決まってきますし、生活保護の制度で没収される資産でもありません。

まとめ

生活保護者は借入はできません。できるとしては闇金位です。
しかしクレジットカードや携帯キャリア決済では現金調達することができるので、ピンチの時はご活用ください。

生活保護に関するよくある質問

いくらくらいもらえますか?

自治体にもよりますが、13万円くらいです。

生活保護を受けるデメリットはありますか?

本当に生活保護を受けたいと困窮されている方にとってはメリットしかないと思います。 しかし主なデメリットと言えば、財産を相続すると停止されたり、親族にも照会が行くので知られるところがあります。