Amazonギフト券買取業者に初の逮捕者が出ました。そこで違法性はあるのか解説させていただきますので、Amazonギフト券買取サービスをご利用中の方は確認してください。
また逮捕された理由や詐欺業者は存在するのか説明させていただきます。

Amazonギフト券買取業者は違法なサービスなのか

Amazonギフト券買取業者は金券ショップの様にギフト券を買い取る会社なので違法性はありません。金券ショップが使い道のないギフト券を買取るように、アマゾンで使い道がない方がAmazonギフト券を換金しても業者側が買い取っても違法とはならないのです。

電子ギフト券買取に対する法律がない

しかし、厳密にいえば金券ショップは合法ですが、Amazonギフト券買取は脱法です。悪事を働いてはいないので脱法とは言えませんが、現在のところ法律がない状態です。

古物商許可は不要

金券ショップでは中古品の物品を買取するサービスの為古物商の免許が必要になるのですが、Amazonギフト券等の電子ギフト券は現物の無いメールタイプもあります。メールタイプはコードだけでやり取りができる物品ではないので古物の免許は不要なのです。

資金決済法の届け出は不要

また電子系では2010年に創設された資金決済法が上げられます。

資金決済法について

資金決済法（資金決済に関する法律）とは、以下を適切に管理するための法律です。

• プリペイドカード
• 電子マネー
• ギフト券コード
• 電子的に価値のやり取りができる支払手段

資金決済法の中で、電子ギフト券などのプリペイド方式は前払式支払手段と呼ばれるのですが、届出が必要なのはギフト券を「発行」する企業（Amazon・Apple・Google など）です。この為買取業者は不要なのです。

高額電子移転可能型前払式支払手段に適用される可能性

ただし、まったく無関係ではありません。資金決済法の対象は発行者ですが、電子ギフト券の買取業者にも間接的に影響します。これは、2022年以降の資金決済法改正で導入された、「高額電子移転可能型前払式支払手段」という新しい区分の影響です。

高額電子移転可能型前払式支払手段とは？

これは、高額の電子プリペイドを誰でも自由に電子的に譲渡できる状態が大きなリスクになると判断されたため、特別な規制が追加されました。

例えば下記のリスクです。

• 不正入手した電子コードが即転売される：フィッシング詐欺・不正ログインで盗まれたコードが、一瞬で第三者に転送され、追跡が困難になるケースが急増
• 匿名性が高く、マネーロンダリングに悪用される：銀行取引のように本人確認や記録が残らないため、犯罪資金の移動に利用されやすい
• 物理カードよりも移転が容易すぎる：電子コードは「番号を送るだけ」で資産が移動するという、犯罪者にとって使いやすい側面がある

高額電子移転可能型前払式支払手段に適用される規制

このカテゴリーに該当すると、発行者には次のような義務が課されます。

発行者は「登録制」になる

通常の前払式支払手段は「届出」で済むケースが多いですが、高額タイプは「登録制」となります。
登録制になると、審査が厳しくなり、年会費も発生する場合があります。この為、電子ギフト券買取業者は営業できなる可能性があります。

厳格な本人確認（KYC）

発行者はユーザーの本人情報を必ず確認しなければなりません。こちらは現在も行われいるので問題ないでしょう。

不正利用防止措置の強化

• 不正モニタリング
• 不審取引の届け出
• アカウント停止
• コード無効化

などが必要になります。

Amazonギフト券買取業者の規模や仕組みでは、カード会社の様に不正モニタリングすることは難しいでしょう。

ただし、電子ギフト券買取業者は買取店ですので、このような規制が入ることは無いと思います。

以上の様にAmazonギフト券買取は違法ではないのです。

安全性の高い現金化業者

また、Amazonギフト券買取業者の公式サイトを見ると古物商の免許もきちんと所持しているところがほとんどです。免許を所持している理由としては信頼性です。利用者の方はこんな法律なんて知らない方が多いと思いますが、ホームページに認可番号を記載してさらに許可を得ているとアピールできるメリットがあります。
また買取業者は盗品等の調査で警察から連絡がいくケースがありますが、その際に免許を所持していないと不審に思われてしまうのを防ぐためでもあります。あくまでAmazonギフト券買取もクレジットカード現金化の様にグレーな商売の為、警察からの心象を良くし、顧客とのトラブルもないように努めているのでクレジットカード現金化のように悪質業者が少ないサービスです。
また、他の買取業を行っている会社がAmazonギフト券買取を初めた為以前から所持しているケースも多いです。

専門家から見ても違法性の少ないサービス

クレジットカード現金化は弁護士や司法書士などの法律家や消費者庁から違法ではないが、法律上問題がないとは保証されていない点を指摘されております。
しかしAmazonギフト券買取に関して違法性を指摘する専門家は少なくなっております。
また広告でも規制している媒体もありますが、Amazonギフト券買取は金券ショップのように様々な媒体で掲載されておりますので違法性は少なくなっております。

Amazonギフト券買取は違反行為

しかし、Amazonギフト券の転売行為は通販ネットショップのアマゾンの利用規約違反となっております。

違反が発覚した場合の実例

違反行為が見つかってしまえばAmazonギフト券は没収、さらにはアマゾンのアカウントが停止される場合も実際にあります。

Amazonギフト券は没収について

これはAmazonギフト券の無効化といって、売れないだけでなく、返金もされません。

またアカウント停止になると、アマゾンを普段から活用されている方にとってリスクが大きいことでしょう。

クレジットカードやキャリア決済の利用停止

またアマゾンだけでなく、決済したクレジットカードや携帯キャリア決済も規約違反ですので利用停止・強制解約になってしまう実例もあります。

利用規約との突き合わせ表

以下に代表的な規約違反ポイントを一覧にまとめます。

※各社の規約は改訂されることがあるため、最新の内容は公式サイト等で確認してください。

このように一見安全性が高そうなAmazonギフト券買取を利用したクレジットカード現金化は、アマゾンとカード会社から目を付けられていますので、注意して利用しなければなりません。

クレジットカード現金化よりも逮捕されるリスクが高い

またアマゾンのアカウント停止で済めば良いですが、違法行為で逮捕されて実刑迄なってしまう可能性はあります。それはAmazonギフト券の買取はクレジットカード現金化とは違いご自身で転売するからです。転売でも商売として行っているとみなされると、利用者も古物の免許がなければ違法業者とみなされる恐れがあります。

もちろん知り合いなどから譲り受けたAmazonギフト券が要らないから売却したのであれば業者とはなりませんので、違法とはなりません。

Amazonギフト券の安全な売り方

これはクレジットカード現金化業者でAmazonギフト券を購入されるときに指示される手法でもありますが、Eメールタイプを購入した時のプレゼントの相手を現金化業者にする方法です。

また何か警察から疑いをかけられたら、友人からもらったと言う手もあるでしょう。
ただし多くのギフト券を転売したのであれば、ばれてしまいますので結局はリスクがある点を認識してください。

初の逮捕者が出た理由

このようにAmazonギフト券買取はクレジットカード現金化の様に違法でないが、違反行為をグレーな商売だとなります。今のところ利用者が逮捕されることはありませんが、あまり周りの方に言いふらす行為は控えた方が賢明です。
しかし、2017年10月に初の逮捕者が業者側で出ました。その業者はamachanというサイト名ですが、一切広告展開をしていない無名のサイトです。

無名の為、顧客もいないところでしょうがなぜ逮捕されたのでしょうか。

逮捕された理由

逮捕された理由は無免許営業でも、被害届が出たからでもありません。amachanが詐欺に加担したからです。

詐欺の内容

これは架空請求詐欺です。有料動画サイトの利用料金が未納だと有りもしない料金をだまし取ったのです。この時に銀行振り込みでは足が付くため、足が付きにくいAmazonギフト券が利用されたのです。Amazonギフト券はコード番号だけで換金できますので、このギフト券を被害者に購入させ、送らせていたのです。
Amazonギフト券を換金するには買取業者へ依頼するしかありません。その買取業者がamachanだったのです。amachanはネットで検索しても出てこないように工夫されていましたので、詐欺業者専用の買取サイト、また、詳細は不明ですが一味だったのかもしれません。

このため、Amazonギフト券買取自体が違法ではなく、詐欺業者に加担したため逮捕されたのです。

カードタイプが売れにくくなった理由

ニュースにはなっていませんが、amachan以外にも逮捕されたAmazonギフト券買取業者も存在します。その中にはすでに閉鎖されておりますが、有名な業者も逮捕されています。

この為まっとうなAmazonギフト券買取業者は慎重にならざるを得なく、怪しいギフト券や利用者からの買取を辞めたのです。

怪しいギフト券とは

このAmazonギフト券とはカードタイプです。カードタイプはコンビニで現金払いができますので、架空請求業者が被害者に購入される傾向があったのです。この為カードタイプが売却できる業者でも、利用者は正規のルートで購入した点を証明するためにレシートが必要になっています。

現在もAmazonギフト券を活用する架空請求業者や闇金は存在するため、Amazonギフト券買取業者には警察から照会の問い合わせがあるようです。

このようにAmazonギフト券の審査が厳しくなっておりますので、ご利用の方はお時間にゆとりをもってお申し込みください。

トラブルに巻き込まれない為に

現在もAmazonギフト券を送らせる架空請求業者はなくなっていないため、買い取る業者も存在すると思われます。その為、そのAmazonギフト券買取業者を利用すると逮捕はされなくても、警察から事情聴取を受けるなどの悪影響がある恐れがあります。

そこで買取業者に依頼する時は古物商許可番号を記載したサイトをご利用ください。さらに古物商は本人確認が義務付けられておりますので、身分証の提示が不要なサイトも避けると良いでしょう。
また優良店をお探しの方はこちらをご参考にしてください。

架空請求業者に要注意

また現金化とは関係ありませんが、普段の生活で身に覚えがあるような請求でもAmazonギフト券で支払うようなところは確実に詐欺業者ですのでご注意ください。詐欺師はアマゾンはおろか、他人には相談しづらいFC２や最近ニュースとなったアダルトサイトのPornhub、身近なものからダークな方しか利用しないようなサイトまでありとあらゆる手段で架空請求してきます。

また、これは他の任天堂やプレイステーションなど流行りの電子ギフト券でも被害が出ています。このコロナ禍で風俗など行けない方が違法なアダルトサイトを見ると、罠がありますので風俗上ったくり並みに注意しないといけませんね。

追記

コロナ禍は終了しましたが、やはり反動により増税物価高などで違法動画サービスを利用されている方が多いようですので変わらずご注意ください。

Amazonギフト券買取に詐欺被害について

逮捕された理由は現在のところ架空請求詐欺に加担していたからですが、Amazonギフト券買取業者自体が詐欺行為を行っていないのか調査しました。

詐欺業者の口コミはある

口コミでは詐欺に逢った方も一部の業者でありますが見受けられます。現在は閉業しており、逮捕はされていないようですのでサイト名は伏せますがその詐欺行為とはコードを送っても振込してこない振込詐欺です。
電子ギフト券はコードを送りますので、買取店とは違い相手の住所が分かりません。この為詐欺に利用されやすいのです。

安全性の高いAmazonギフト券買取業者を選ぶ方法

この為古物の記載があるサイトを選んでください。
ただし、虚偽の番号を記載していたりするので失敗しない為には前述した『Amazonギフト券買取優良店』や当サイト現金化口コミ広場から買取店を検索してください。

追記：詐欺サイトが出現

現在、買取額の10%程しか振り込まない詐欺サイトが存在します。これは業界大手の買取大和等と似たサイト名『買取ヤマト』などで募集を募り被害を与える悪徳業者です。株式会社ネクストワンという会社が運営しておりますので、買取を依頼する際は会社概要などで社名を確認するようにしてください。

Amazonギフト券買取の違法に関するよくある質問