銀聯カードを現金化する方法!特徴やメリットについても解説

今回は利用者数が増加している中国発行の銀聯カード(ユニオンペイ)を現金化できるのか?またサービス内容や日本人が利用するメリットやデメリットについて解説します。
この記事で分かること
- 銀聯カードのサービスや特徴
- 銀聯カードの種類
- 利用できるお店や場所
- 銀聯カードを現金化する方法
銀聯カードとは
現在は落ち着いていますが、かつて中国人観光客が爆買いするという言葉をテレビや雑誌なのでメディアで見たり、聞いたりする時があると思います。その爆買い時に使用されることが多いのが銀聯カードです。
銀聯カードは中国で発行されているカードで、世界で一番発行枚数が多くなっています。その発行枚数はなんと、90億枚を超えます。
決済機能を持つのは中国銀聯です。2002年に設立されてから、決済ネットワークは180の国や地域に拡大してきました。国際7大ブランドの一つと言われています。
日本人の使い勝手について
現在日本国内では、ほとんどのお店で銀聯カードが使えるようになっています。ユニオンペイ(UnionPay)とも呼ばれますので、下記のロゴの加盟店を見かけたことあると思います。

利用できるお店や業態
日本国内の加盟店は130万店を超えます。
下記のお店や場所などで利用できます。
- コンビニ
- 百貨店
- 家電量販店
- ドラックストア
- 飲食チェーン店
- タクシー
- 宿泊施設
中国に行くときにあると便利
一方、中国ではVISAやマスターカード等世界的にシャア数の多い決済ブランドよりも銀聯カードの方が多くなっており、約90%近くを占めています。VISAやマスターカード、AlipayやWeChat Payといった中国のモバイル決済アプリに対応する加盟店が増えては来ていますが、まだ大都市のホテルや大型店などに限られている部分があります。
その為、中国旅行に行くなら銀聯カードは必須だと言えます。その理由は中国はキャッシュレス社会となっていますので現金が使えないお店も多いです。もちろん海外旅行で現金を多く持ち歩かないのは、窃盗の危険がある為でもあります。
中国の銀聯カードは多くがデビットカード
銀聯カードは日本で発行する時はもちろんクレジットカードですが、中国で発行される銀聯カードは基本的にデビットカードです。
中国の銀行が発行するキャッシュカードには、銀聯カードの機能が付きます。日本のデビットカードと同じ仕組みになっていて、支払いと同時に預金口座から代金が直接引き落としされる形になっております。
クレジット型も存在しますが、富裕層を中心に利用されています。比較すると約8%しかないようです。
銀聯カードの使い方
預金の範囲内で、ATMで現金の引き出しや加盟店で決済ができます。現在のところ、中国国内では約2,700万店で利用できます。
また、中国ではクレジットカードよりデビットカードが普及しています。中国元には高額紙幣が無い為現金に代わる決済手段です。そして中国全域で利用できる為、普段の買い物でのお財布代わりとなっています。
中国ではデビットカードの訳

なぜ銀聯カードの多くがクレジットカードでなくデビットカードなのか?その理由は、中国はまだ世界の中で発展途上国として位置づけられているからなのです。中国は世界第2位の経済大国ですが、まだ貧富の差は大きく、一部の富裕層がGDPを引き上げている状態で、全体的に見るとまだ生活水準はそれほど高くはないとされているのです。中国の人口は現在約14.25億人で日本の11倍以上ですが、ほんの一握りの裕福層と大多数の人々という構図になっている為、国全体として先進国とは認められてはいません。
どなたでも発行できる点にメリットがある
このような理由で経済大国ですがまだまだ発展途上国になっており、その為クレジットカードで必要な与信に通る国民が少ないです。
それでも現金での支払いが不便な中国では、デビットカードが普及している状況です。中国では偽札が多く出回っており、本物の紙幣かチェックされるため時間が掛かっていまいます。その為、すぐに決済できる銀聯カードが人気となっています。
銀聯カードの作り方

銀聯カードは中国に行く時に、持って行くととても便利なカードです。日本ではどのようにして作れるのでしょうか?
銀聯クレジットカードについて
通常のクレジットカードと同様に、カード会社に申し込むと作れます。
インターネットで申し込むことができ、入会審査後3日から1週間~2週間で発行されます。
発行会社について
日本では下記の5種類が発行可能です。
- 三井住友銀聯カード
- 三井住友銀聯プラチナカード
- ANA銀聯カード
- MUFG銀聯カード
- 九州銀聯カード
ただし三井住友銀聯カード以外は、下記の様にそれぞれのクレジットカードをお持ちの方に限られます。
- ANA銀聯カード~ANAカード
- MUFG銀聯カード~MUFGカード
- 九州銀聯カード~九州カード
ただし、MUFG銀聯カードについてはMUFGカードのお申し込みの際に同時に付けることができます。
使用時の注意点
普通のクレジットカードではサインか、暗証番号で決済ができますが、銀聯カードは両方の作業が必要となりますので、暗証番号は忘れずにメモしておきましょう。
追記
2025年3月末をもって他のクレジットカードでもサイン決済が原則廃止されました。
銀聯プリペイドカードの作り方
NEOMONEY で作ることができます。無審査でどなたでも所持でき、年間費は無料です。
最短3日で発行されます。
追記
NEOMONEYは終了しました。前述したカード会社で発行できます。
銀聯デビットカードの作り方
中国銀行や中国工商銀行の在日支店に口座を開設すると作れます。
メリットはあるのか

銀聯カードは日本では三井住友カードと提携して、2005年に加盟店業務を開始し、訪日中国人のニーズ対応が進んでいます。
ATMがあれば中国全土どこでも現金の引き出しができてとても便利です。
さらに、持ち出し制限を気にせずに、海外旅行に出かけることができる点で、とても便利なカードといえます。
また、中国以外の海外でもATMで現地通貨として現金が引き出せたり、デビットカードとしてショッピングができる為、クレジットカードと同じ役割を果たしてくれます。持っていると便利ですので、特に長期滞在をする場合は1枚作っておくと良いですね。
デメリットについて
まず、キャッシング枠機能はついていません。
また、分割、リボ払いすらできません。
銀聯カードを現金化する方法

さらに銀聯カードで現金化しようと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、現在のところ対応できる現金化業者は非常に少ない状態です。
調査したところでは『いますぐクレジット』と『梅田チケット』くらいです。
家電量販店を活用する方法
ご自身で現金化する場合Amazonギフト券やAppleギフトカードが定番ですが、銀聯カードではAmazonギフト券等のデジタル商品は不可となっております。
また、Appleストアでは銀聯カード自体に対応しておりません。
さらに、楽天市場やヤフーショッピングでも対応しておりません。
しかし、家電量販店では対応しておりますので、スマホやデジカメ、ゲーム機など買取率の高い商品を転売して現金化することは可能です。特にiPhoneは買取率80%以上も可能なお勧めできる商品です。
注意点
ただし、家電量販店では最新機種がない場合もありますので、高換金率で現金化できない場合もあります。
また銀聯カードは監視の厳しいクレジットカードと言われておりますので、カード停止の危険性が高いです。この為、現金化にはお勧めできるクレジットカードではありません。
銀聯カードの現金化に関するよくある質問
- 銀聯カードは現金化できますか?
はい。可能ですが対応するクレジットカード現金化業者がほとんどいませんのでご注意ください。
- 銀聯カードは分割払いができますか?
いいえ。支払方法は一括払いのみです。
- 銀聯カードを作るにはどうしたらよいですか?
三井住友カードで発行できます。他社でも可能なカード会社は存在しますが、同社のクレジットカードを所持している必要がありますのでご注意ください。




